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静謐なる柩。
捏造満載コードギアスの自己満足二次創作サイト。現在休止中。復活は未定。
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瑠衣さんに捧げます。後半は今しばらくお待ちを。
「変わらないもの」続編で旦那バレとのことで。
ちょっとまだ旦那バレには辿り着けてませんが、それは後編の方でいく予定です!
ただ書いてて上手い具合にスザクが再起不能にならないため完成しなくて。なかなか手強いですヤツは。

いやーそれにしても、ちょっと息抜きにとか思ったらすごい時間が経過してました。え、どうしようコレ。
テストはまだまだ終わってないので、後編及びコメント返信はいつになるか分からないですすいません!
でも読みました!もう少し、あと一週間くらい時間を!いえ来週は来週で模試ですが!

あとタイトルも後で変更になるかもしれませんあしからず。
まだ完成してないからタイトル合ってるか微妙なんですよね;

そして藤堂さんのタイミングの良さは愛の力だと言い張ります。(何


=ちょっと追加=

なんかさっき夕飯の時に衝撃の事実が明らかになりました。
我が姉(大学生)はどうやらウエストが60ないそうです…!ルルーシュとどっこいどっこい、もしかしたらルルーシュより細いかもしれない…!なんだこの人。
体重が50ないことは知ってたんですけど…えー。何この人。

「うぅ、私たち、どうなるのかな…」
「大丈夫だって!ちゃんとブリタニア軍が助けてくれると思うぜ!スザクだっているし!」
「そ、そうだよね……きっと、そう。ユーフェミア様なら、きっと助けてくれるわ…」
「……」
「はいはーい、皆大人しくする!今の私たちの状況ちゃんと分かってるぅ?」

小声でぼそぼそと話し合っていた生徒会のメンバーは、ミレイの言葉にぱっと口を閉じる。
それを見てルルーシュは密かにため息をついた。まさか買出しに出ただけなのにこんなことに巻き込まれるなんて…

「…お兄様、あの……」
「ああ、大丈夫だよナナリー。お前のことはちゃんと俺が守るから」

いつも通りに、ルルーシュが優しく囁けば、ナナリーは安心したような、困ったような笑みを浮かべた。

「それは嬉しいのですけど…駄目ですよ、もうお兄様は…いえ、お姉様は私だけのモノじゃないんですから、そんなこと言ったら。あの方が悲しまれますよ?」
「う、で、でもな、ナナリー!」
「あ。駄目ですよ、大きい声出しちゃ。しー、です」
「あ、う……」
「そうよー?ルルちゃんおとなしくしてないと」
「……会長、なんでそんな余裕なんですか」
「流石に2回目だからかしらねー?それにルルちゃんの旦那様も助けに来るだろうし、すぐに助かりそうな気も」
「うふふ、きっとすぐに来てくださいますわ。お姉様、愛されてますもの」
「…あのな……///」

だんだん話に収集つかなくなってきた気が。なのでルルーシュは早々に会話を打ち切ることにした。徹底的にからかわれるのが目に見えてる。
そしてさらにはこちらが和気藹々と話す様子を見て気を緩ませたのか、所々から小さな話し声が聞こえてくるようになった。
いや駄目だろうそれ、とルルーシュは思った。今の状況を鑑みればここで気を緩ませるべきじゃない。
しかしその原因の一旦を担っているのもルルーシュだったし。……ああ、逆上されたりしないといいんだが。

それにしても、だ。この緩んだ雰囲気はどうにかできないのか。

「…俺達は、今テロリストに人質に取られてるはずなんだがな……」

アッシュフォード学園生徒会副会長ルルーシュ・ランペルージ及び生徒会役員ほぼ全員+妹のナナリー。
実は今、買出しに出かけた大型デパートで起こったテロに巻き込まれて、人質になったりしてます。


「てめーら、騒ぐんじゃねえ!」

パァン!と響く銃声に、ざわついていた室内が一気に静まり返る。
残念ながら予想通りに短気なテロリストを見て、ルルーシュは思わず顔を引き攣らせた。

未だに何者で目的が何なのかは一切言われてはいないが、肌の色からイレブンだと分かるし、その服装には見覚えがある。
おそらくは日本解放戦線の生き残り、黒の騎士団に吸収されるのを良しとしなかった者達の集まりなのだろう。
これが、こんなやつが、あの『奇跡の藤堂』と四聖剣達が所属していた組織の末端だなんて!ああもう、この日本の恥が!

(全く、妙なプライドにこだわるからこんなくだらない真似しかできないんだ。こんなことをして一体何が得られると)

現在囚われているのはとある大型デパートの3階の倉庫の一室で、窓は無く唯一の出入り口は見張られているため脱出は不可能。
どのくらいの規模のグループなのかは分からないが、見張りは4~5人ずつ交代でついているようだ。
人質にされているのは生徒会のメンバーをはじめとした約120名あまり。閉店間際だったため、若干少なめだが、これは狙っていたのだろうか。目的が分からないのでそれは不明だが…

(…馬鹿馬鹿しい。囚われた仲間の解放?たったこれっぽっちの人質でそれが為せるとは思えない。かといって他にできるようなことがあるか?だが解放されたところで何がどう変わると。…考えられる目的は7通り。しかし、その中で最も確立が高いのは―――)

そうなると、不味い。

すっとカレンがルルーシュに近づき、テロリスト達に悟られないよう、極力声を抑えて囁く。

「……どうするの」
「念のためC.C.に連絡はしておいた。おそらく軍が動くと思うが…だが」
「何?」
「奴らの目的が俺の予想通りだと、少しやばいな」
「あの爆弾がなければ、私も動けるんだけどね。あの人数なら、なんとか」
「今は『カレンさん』だろう?やめておけ。動けたとしても流石に大の男5人だぞ?スザクじゃあるまいし。…しかし、そうだな。あれをなんとか無力化できれば…」

そう、テロリストが持っているのが銃だけならば、まだ脱出は可能であった。
人数では遥かに人質の方が勝っているのだ、人海戦術でどうにかすることは可能だったはず。相手はスザクじゃあるまいし。(二回目)

しかし、動けないのには理由がある。
奴ら、無い頭を振り絞って考えたのか、この建物をまるまる吹っ飛ばせる爆弾を持ってきやがったのだ。
しかも爆弾と起爆スイッチを持っているやつは倉庫の扉のすぐ外で待機している。騒ぎが起きればすぐに気付かれてしまうだろう。

(どうする…?)

この場合の最も有効な手段を求めてルルーシュが思考の渦に沈んでいくのを遮ったのは、荒々しい、耳障りな男の怒鳴り声だった。

「我々は、日本解放戦線である!貴様らには、我らの日本奪還への礎となってもらおう。有り難く思え」
(所属は予想通り、しかし、まさか目的はやはり―――!)
「そう、我々の土地にのさばる、忌々しいブリキどもには…此処で、死んでもらう」

ひ、と誰かの喉から引き攣った音が漏れた。
ルルーシュは忌々しいといわんばかりに舌打ちを漏らす。

単なる見せしめとしての虐殺。―――考えていた、最悪のパターンだ。

(そんなことをして一体何になると?そもそも活動が『テロ』と評されること自体がナンセンスだ)

テロというのは、国家若しくは他人に勝手な主義主張を強要し、又は社会に不安や恐怖を与える目的で多数の人を殺傷すること、又は重要な施設その他の物を破壊する行為のことだ。
日本奪還を謳いながらも、『テロ』と誰もに認識される手段をとって、未来など得られるはずがない。

一方騎士団は主義主張はあるが強要などはしないし、無意味な殺傷や破壊行動はしない。軍にとっては忌々しいだろうが、そのおかげで一概に『テロ集団』とは呼べない集団となっている。一部の者には憧れているものもいるだろう。
―――だからこそ、黒の騎士団は最大の反抗組織となりえたのだ。人の認識の影響力というのは、意外と大きい。

そんなことさえ分からない輩に、一体何ができるというのか。

冷たく自分達を睥睨するルルーシュに気付いたのか、テロリストの1人が近づいてくる。

「おい、お前、今こっちを睨んでいたな?人質のくせに生意気な真似を」
「………」
「何とか言え!…少し痛い目見ないと分からないようだな?」

髪を摑まれ、無理矢理顔を上げさせられ、ルルーシュはわずかに呻き声を漏らす。
その声を聞いて、周りにいた者達は小さく悲鳴を上げた。

「お姉様…っ」
「ルルーシュ…!」
「ん?お姉様、だと?」

ナナリーの言葉にテロリストは反応し、再びルルーシュに視線を戻すと、舐め回すようにその体を見つめる。

「ほう、そんな格好をしているから分からなかったが、お前は女なのか。…顔は悪くないな。どうせ最後には全員殺すんだ、せいぜいその体で楽しませてもらうとするか」
「な、にを…」
「何って、分かるだろう?それともお前は生娘なのか?」

にやにやと嫌らしく笑みを浮かべる男を、ルルーシュは羞恥と怒りに顔を赤く染め、思い切り睨みつけた。銃を向けられているために、下手な行動は取れない。ギアスを使おうにも、こうも注目されていては迂闊に―――!

他の男達も薄ら笑いを浮かべながら楽しそうにその様子を見ており、自分もと人質の中から女を物色している奴さえいる。
そして抵抗するにできないルルーシュの態度をどう取ったのか、男はルルーシュの服に手を伸ばし…

と、同時に。

出入り口がある壁に盛大に、ぱっくりと罅が入った。
ガラガラ音を立て崩れていく壁の向こう側に見えるのは、黒系のカラーリングに、赤い飾りがついた月下。あの、月下は。

(鏡志朗さん――――!)

ルルーシュはさきほどまでとは違った意味で頬を赤くして、目を輝かせた。

「黒の騎士団じゃねえの、あれ!」
「助けにきてくれたのね!」

人質となっていた集団からも歓喜の声が次々に上がる。
助けに来たのが軍ではなく、黒の騎士団だということに困惑したり、嫌悪を示したりする者達もいたが、それはごくわずかだった。

出入り口側から現れたということは、おそらくもう爆弾も起爆スイッチも抑えてあるのだろう。
ゼロなしの計画としてはなかなか上出来だ。しかもエースのカレンも人質に含まれていたため、紅蓮弐式も使えなかったというのに。
さすが鏡志朗さん!とルルーシュが密かに賛辞の声を送る間にも、騎士団の他のナイトメアが現れ、人質達を救出すると、安全な場所へ誘導していった。

 


…ルルーシュを含めた人質達の姿が見えなくなってから、捕えたテロリスト達の前には魔王が降臨していた。
そう、拘束された男達の前には、誰もが裸足で逃げ出しそうなおどろおどろしいオーラを纏った『奇跡の藤堂』その人が。

「さて、貴様ら…一体何をしようとしていたのか、聞かせてもらおうか」
「ひっ」
「そ、それは…」
「私の目には、妻にその汚い手で触れていたように見えたんだがな?」
「つ、つまっ!?な、あんなブリキの娘がふっ」
「今のは妻に対する侮辱だと受け取っていいんだな?ふっ、もともと手加減などするつもりはなかったが、丁度いい。地獄をみせてやろう」
「待て待て待て、黒の騎士団は正義の味方じゃなかったのかっ!?」
「だから今から『悪』に制裁を加えるんだろう?安心しろ、殺すのは12割程度にしておいやる」
(((((120%殺す気だーーーーー!?)))))

始まった阿鼻叫喚の様子を、冷や汗を流しながら四聖剣が見ていたとか。
…いやほら、藤堂さんは愛妻家だから!(部下のAさん談)

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さすが旦那様。
はじめまして、イザヤと申します。藤堂さん・・・かっこいい!さすがルルの旦那だけある。触れていただけで、120%殺す気ならば、あの男の言葉(楽しませてもらう~)を知ったらどんな反応するか(ニヤリ)。愛情あふれる藤堂さんをありがとうございました!
イザヤ 2008/06/29(Sun)00:00:01 編集
キャーーーーー/////!!
藤堂さん、素敵過ぎます!!!
お姫様を助ける王子様!
妻を助ける旦那様!ルルも惚れ直しますよね!!
120%殺す気なのーー!?さすが、愛妻家ですね。
魔王はルルの専売特許なのにねぇ。ルルに手を出そうとしたテロリストは、明日の朝日は拝めないこと必至ですよねー。
阿鼻叫喚か…。冷や汗+引き攣った笑顔な感じですね!
瑠衣 URL 2008/06/29(Sun)08:45:04 編集
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