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つい気になって仕上げちゃいました。く、どうせ意思弱いですよもう!!
そんなわけで前後合わせて瑠衣様に捧げます。 リクエストに沿えているかは微妙ですが。が、頑張ったんですこれでも;; 意外と藤堂さんが暴走しなかったのがなんとも。まあ、妻バレというより旦那バレですから、ルルが宣言する羽目になったというか…; あと多分このシャーリーは父親死んでないんじゃないかと。記憶もなくなってなさそうです。 うー、返品は受け付けますので。気に入らなかったら容赦なくどうぞ。 そして無事に建物から脱出し、黒の騎士団が撤退しようとしたその時。 「ルルーシュ―――――っ!」 言ってルルーシュに向かって走ってくるスザク。 これは目の錯覚だろうか。そう願いたい。そうだったらいいな! 多分ブリタニア軍はこれから強行突破で踏み入ろうとしていたのだろう、配置してあるナイトメアの数からもそれは読み取れる。 本人は自覚してないようだがユーフェミアの騎士であるスザクはメディアの関心の的なのだ。 それに軍人達。知り合いがいないとは言い切れない。さらになんか後ろの方にコーネリア見えるんですけど!流石にバレるんですけど! (お前何考えてるんだスザク――――!?) いや多分何も考えていないんだろうけど!! 固まったまま動かないルルーシュを見て、カレンとミレイは目を見合わせ、ため息をついた。 「…個人的には、例の計画速めちゃえばいーんじゃないかしらと思うんだけど」 そそくさと気付かれないようにナナリーを連れて去っていくカレン。向かうはもちろん騎士団の本拠地のトレーラーだ。 ルルーシュはパニックに陥ってもはや涙目になっている。どうするどうすればほんとどうしよう!と悩む声が今にも聞こえてきそうだ。なので思考回路がショートしてルルーシュは予想外の行動に出た。 即ち、逃走。 スザクに背を向け黒の騎士団側に走っていくルルーシュに誰もが目を丸くした。え、ちょ、何事!? そしてルルーシュは何をしていたのか分からないが丁度デパートから出てきた藤堂の月下に飛びついた。 「どうしたルルーシュ君っ!?」 コックピットを開けて降りてきてルルーシュを慰めているのは『奇跡の藤堂』に見えるのは気のせいデスカー。 「ちょ、ルルーシュっ!?何で藤堂師匠なんかの方に!?」 スザクの大声に反応したのはコーネリア・リ・ブリタニア殿下。 「……ルルーシュ?まさか、生きてっ!?」 コーネリアが思わず声を上げれば、必然的に注目の的になるわけで。 ルルーシュは「スザクが…スザクが……」と言いながらめそめそ泣いている。 しかし枢木スザクはめげなかった。 「ルルーシュ、藤堂師匠はテロリストなんだよ!?危ないから早く離れ…」 スザクの声はお怒りのコーネリア殿下によって遮られた。殺気に満ち満ちているその声に思わず傍にいた者は体をガタガタ震わせた。 「その子は我が弟、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア!さあ、返してもらおうか!!」 皇族っ!? 落ち着いたのか、『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア』と呼ばれたその美少年は静かに答えを紡ぐ。 「……違う、俺はそんな名前じゃない」 開いた口が塞がらないとはまさしくこのことか。その場の空気が一気に硬直した。 「ああ、何度でも言ってやるさ!俺の夫は隣にいるこの藤堂鏡志朗。故に俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではない、ルルーシュ・V・藤堂だ!!!」 混乱したのかツッコミどころが違うコーネリア。しかしその気持ちはよく分かる。なんだろうこの超展開! 「なんで…どうしてルルーシュは藤堂師匠なんかを旦那さんに…っ僕だって、君のことが!」 呆然と呟くスザク。ちなみに改めて言っておくがこれ生放送中である。 「ルルーシュ君、その、君の言葉は嬉しいんだが……」 数拍の沈黙。そしてルルーシュはみるみるうちに顔を真っ赤にして、藤堂に抱きついて顔を隠し、そのまま自己嫌悪に陥った。 「まあ、そういうわけだ。彼女は連れて行くぞ」 そう言うと、いたって自然にルルーシュを姫抱きにして、悠々と月下に乗り込む藤堂。ルルーシュはまだ自己嫌悪の波から帰ってきてないようだ。 「悪いな、スザク君。7年前の勝負は私の勝ちのようだ」 思わず殴りかかろうとしたスザクをよそに、藤堂の月下を含め、黒の騎士団はあっという間に撤退していく。 * * * * * * * * * * * * * 後日。 生徒会では、テーブル一面にありとあらゆる新聞が広げられていた。 「わー、載ってる載ってるー♪やっぱり注目の一面よね」 盛り上がるミレイたちに痺れを切らして立ち上がったのはユーフェミア筆頭騎士の枢木スザク。 ミレイはそんなスザクの様子を見て、不愉快そうに眉を顰める。 「もともとルルちゃんならいつか行動起こすんじゃないかと薄々感づいてたもの。それに私はルルちゃんの意見を尊重するつもりよ。個人の思想なんて強制するものじゃないでしょ?」 ミレイに続いてリヴァル、シャーリーと続けて自分の考えを否定されたスザクはそれでも受け入れられないというような顔をしていたが、その後に続けられたミレイの言葉にきょとんとした。 「……貴方、記事ちゃんと読んでないの?」 呆れたように視線を向けられ、スザクは戸惑う。何を言ってるのだろう。だってほとんどの一面が藤堂とルルーシュの恋愛云々に書いて書かれていたはずだ。 だから、こんなことは間違っているのだと、スザクは主張して。 「……『慈愛の皇女の騎士は二股!?』『主を裏切った騎士』『イレブンの騎士の想い人はゼロ!?』」 ぼそり、と呟いたのはニーナ。 「こんなことしてユーフェミア様のお顔に泥を塗るなんて…最低」 そんなことが書かれているなんて、気付きもしなかった。しかし、ニーナがこんな嘘を言うとは思えないから、きっと本当なんだろう。 「~~~~っ!大体、個人の恋愛感情は別に関係ないでしょう!?」 苦し紛れに搾り出したスザクの言葉に暗く目を光らせたのは、ニーナだった。 「スザクは騎士なのよ!それも、ユーフェミア様の、一人目の!貴方もブリタニア人だというならまだしも、イレブンの貴方を騎士にしてくださったのよ!?だったら、持ちうる限りの全ての好意を、ユーフェミア様に捧げて当然じゃないの!!」 それが当たり前なのだと返されて、スザクは愕然とする。助けを求めてミレイ達の方を向けば、気まずそうに目を逸らされた。 「あーなんというか、だな。ほらその、ユーフェミア様は元々、どっちかっていうとスザクのこと好きで騎士にしたんじゃないかって言われてたからさ」 そんな世論に疎くて、ホントに騎士務まるの?と呆れたように嘆息され、スザクはますます呆気にとられた。 「ていうか、ルルちゃんはもう美味しく藤堂さんに頂かれちゃってるんだし、スザクといるより幸せそうなんだからいいじゃないのもう。スザクにルルちゃんの幸せ邪魔する権利なんてないわよ?」 ぐさぐさぐさ。失恋しても未練がましくルルーシュを想っているスザクの心にナイフが容赦なく突き刺さる。ただでさえ硝子のハートな10代なのに。 ダメージのでかさに耐え切れず、敵前逃亡をかましてよろよろとふらつきながら特派に顔を出したが、待っていたのはコーネリアからの呼び出し。 ルルーシュがいなくなってから、こんな具合の毎日が繰り返された。ああ、安息の地はどこへ!? ……精神疲労でスザクが倒れる日は近いかもしれない。 PR この記事にコメントする
無題
復帰おめでとう御座います。
ラブラブ新婚夫婦に当てられてしまいました。生放送に気付いたルルちゃん可愛いですねv前編の藤堂の良い旦那さんぶりといい理想の夫婦だー! これでエリア11公認夫婦。ロマンス好きの女性の方応援宜しくして欲しいですね。 リヴァルあなたの悪友ぶりに感激した。 |
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