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静謐なる柩。
捏造満載コードギアスの自己満足二次創作サイト。現在休止中。復活は未定。
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ホント皆さんコメント有り難うございます…!(なら返信しろよ)
なのでお礼に外出中にちまちま携帯で書き進めた小話を投下。
16話からの派生な捏造ですが、同時にシルフェイド見聞録パロですw
主人公→ルルーシュ、教頭先生→朝比奈で。

あ、分かりませんよねシルフェイド見聞録。
PC用のRPGツクールを使って作られた学園モノアドベンチャーゲームなんですが、面白いですよ!
やったの小学生のころなので大分おぼろげな記憶なんですけどね!
下ネタがやたら多いですが、大爆笑モノでしたw
無料配布してあるので、気になった方で下ネタ平気であれば是非検索してダウンロードしてやってみてください!
オススメですよ!何気にBL要素もあれば戦闘要素もあるし、主人公が女装したりもします。しかもものすごく似合う(笑)
個人的にはゴミ箱の女神様が忘れられないです。捨てたバナナの皮が増える増える。


そういえばYieldの方の最後の「1」になりかけたのはナナリーで正しいですよ!
一応それっぽい記述はしたつもりだったんですが…曖昧でしたかね?力不足を痛感しました。分かりにくくてすいません。
あと、『騎士』は騎士とはちょっと違うのですよ。捏造要素満載な感じに。
ルルーシュが咲世子さんにナナリーの『騎士』になるように頼まなかったのはその辺りが理由です。
あとはそうですね…Sound Hrizonではありますが、お題の目的はそもそも行政特区崩壊にありますから、『Elysion』が指すのは行政特区日本です。今のところはルル達に優しいEDにする予定ですのでご安心を。

「―――――はっ!?」
「ほわぁっ!?ど、どうした…?」

雷に打たれたが如く、いきなりびくりと体を震わせ、何処とも知れぬ箇所を見つめているC.C.にルルーシュは心底ビビった。
だって本当にいきなりだったのだ。ただでさえ記憶を失っていて、調子が狂っているというのに。

「た、大変ですご主人様…!」
「だから、何がだ…?」
「何処かで起きたイベント(※朝比奈とロロの邂逅のシーン)で朝比奈省吾の好感度がとうとうマイナス128に至りました!!」
「何だその妙にリアルな数字は!?…確かに問題といえば問題だろうが、元からそんなに好かれていなかっただろうしな……で?何が大変なんだ?」
「あ、あのですね…実は、」
「実は?」

最初の驚愕は何処へやら。
聞いておきながらルルーシュはどうでもよさそうに机に置いてあった水に手を伸ばし、口に含んだ。
冷静になって考えてみれば、今更これくらいなんだというのか。全て「C.C.だから」ってことでいいじゃないか。今までこの女が主張してた通りに。

それに四聖剣の者――というか、千葉と朝比奈と折り合いが悪いのは結構最初からだった気がする。
もとから不審人物として認識されていた上に、和解(というのもおかしいか?)するようなきっかけも皆無だった。
それにルルーシュは修羅の道を行くと決めた。だから一体誰にどれだけ嫌われていようと立ち止まるつもりは―――

「朝比奈省吾の好感度がマイナス125を下回ると黒の騎士団離反フラグが成立します」
「ぅぐっ!?」

ルルーシュは咽て涙目になった。丁度飲み込みかけていたところだったのだダメージはかなり大きい。てかマジで痛い。
けふけふと咳をするルルーシュの苦しそうな様子を見て心配になったのか、C.C.は慌てて水を差し出した。
ルルーシュは思わずC.C.を白い目で見てしまった。今何飲んでて咽たのか見てなかったのかお前。

いやいやいやそんなことはとりあえずそこらに放置しておいていい。だってコイツC.C.だから!
…結構使い勝手のいい言葉だなとルルーシュは思った。

まあそれよりも、聞いておくべきことがある。

「……騎士団の、離反…だと?」
「は、はい。状態が改善されなければ、一週間後に騎士団は離反します」
「…根拠は?」
「え、いえ、その、ごめんなさい、余計なこと…ごめんなさいぶたないでごめんなさ」
「そうじゃない。どうしてそれが分かったのか知りたいだけだ。言っただろう、俺は酷いことはしないと」
「……はい。あの、その…さっきから、なんだか女の人の声が…」

―――電波か。

なんとなく納得してしまったルルーシュを誰も責められまい。

「つまり、朝比奈の好感度を3以上上げればいいわけか?それくらいなら別に―――」
「あ、違うんです。好感度は60以上にしないと……もちろんプラスで」

どうってことはない、と続けようとしたルルーシュは凍りついた。
え、まさかそれって。

「……190近く上げろ、と?はは、まさかそんなこと――」
「その通りですご主人様!すごいです、さんすうお得意なんですね!」
「は、―――」

あ、なんか涙が。
そんなルルーシュの様子には気付かずに、C.C.はなにやらカードを差し出した。

「ちなみにコレ、好感度チェッカーだそうです。対象は朝比奈省吾限定ですが。頑張りましょうね!ご主人様!!」
「………ああ(どこから出したコイツ)」
「あ、でも上げすぎには注意してくださいね。好感度が80超えたらラブラブイベントが発動しますから」
「らぶら……ていうか幅20しかないのか難易度高すぎないかちょっと!!?」


うふふと笑う母の声が聞こえてきたのは幻聴だ。ああ幻聴だとも!!

 

 

そして和食を作って振舞ってみたり、藤堂のことを褒めてみたりとゼロがいろいろと頑張り始めてから5日。

「……だめだ、このペースだと到底60なんて夢のまた夢。それどころかマイナス脱出すらままならないじゃないか…」

ルルーシュはがっくり項垂れていた。
最初の辺りはちょっとしたことでも1とか2とか、多ければ5くらい上がっていたのだが、残念ながら慣れてきてしまったのか、初日あたりは一日に27くらい上げられたものの、今ではせいぜい5~6がいいところだ。嫌な感じな慣れだ。

現在の値はマイナス79。目標にはまだ100以上ある。しかし残る期間はたったの2日しかない。

「くそ…なにか、なにかないのか!なにか手は!!」
「ご主人様!耳寄りな情報を手に入れました!」
「何、本当か!?」

ルルーシュはC.C.に向き直った。この部屋から1歩も出ていないはずのC.C.がどうやって情報を得たというのかとか、そんなことはもういい。
溺れるものは藁でも掴む。いっそ電波でも何でもいいのだ、この打開策が見つかるならば!

「今は朝比奈省吾が敬愛している藤堂鏡志朗ですが、昔はよく突っかかられていたようです。ありとあらゆる場面で朝比奈省吾を打ち負かし、今に至ります」
「ふむ」
「それに元々剣術を好むようですし、ご主人様が剣で朝比奈省吾に勝利すればおそらく大幅アップが狙えます」
「そうかなるほど…ってちょっと待て!!それは俺のジャンルじゃない!普通に無理だ勝てるわけないだろう!?」
「……『がんば☆』(親指グッ」
「おま、性格違…今何降ろした!?今何か降臨してたよな!?顔全然違ったんだが!」
「え、何を仰ってるんですかご主人様…?『もう、気にしたら負けよ?』」
「また降りてきたあああああああ!?」


そして混乱しつつも他に手が無いので、それでいくことに。
ただし勝負して勝てる確立はゼロに等しいため、『日本の剣術に興味がある』と言って稽古をつけてもらうことにした。


「にしてもいきなりだよね。『日本の文化を知りたい』とか。どうしたわけ?別にいいけどさー」

ぶつぶつ言いながらも何気に嬉しそうな朝比奈。選択としては間違っていなかったようだ。

ルルーシュは反射神経と体力に欠けるきらいはあるものの、ある程度なら何事もそつなくこなすし、飲み込みも悪くない。
教えられた基本の構えや型を覚えるのも早く、朝比奈は多少意外そうな顔をしたものの、とりあえず自己流の応用の型まで教えようとしたその時、

「ッ、朝比奈!!」
「え、うわあっ!?」

パァン!と銃声が響く。ゼロに押され朝比奈は地面に倒れたが、そこは元軍人だ。すぐさま耐性を立て直して弾が飛んできた方向を睨みつけ、「誰だ!」と叫ぶ。
しかし、慌てて走り去ったのか、足音は遠ざかっていく。朝比奈は舌打ちすると、ゼロを振り返った。
ゼロは、頭を抑えて蹲っている。

「…ちょ、まさか当たったの!?馬鹿でしょ何で俺なんか庇って!」
「掠っただけだ。大した事は無い」
「だからって……助かった、けど。よく分かったね。狙われてるって…」

俺は気付かなかったのに。悔しそうに顔を歪める朝比奈に、ゼロは顔を上げないまま告げた。

「お前の額にレーザーポインタの赤い光が見えたからな。…間に合って、良かった」
「……なにそれ。ゼロのくせに」
「ふ、お前も私の大事な団員だということだ」

朝比奈は虚を衝かれたような顔をした。

――朝比奈の好感度が70上がった!――

(…そんなつもりではなかったんだが、これは結果オーライというやつか?このままいけばなんとか騎士団離反も免れ…)

ゼロはそんなことを考えながら、弾が掠ったこめかみのあたりを押さえながら頭を上げる。
傷自体は大したことはないのだが、抑えている手につく血が少々不愉快だ。すぐ止まるとは思うけれど―――

……ちょっと待て。“手につく”?

指先には素肌と髪に触れる感触がある。待てホント頼む待ってくれまさかとは思うが本当にまさか!

(仮面が壊れ……っ!?)

さっきまで蹲っていたあたりに割れた仮面の残骸があった。
そうだよこれ神根島でも思ったけど意外に壊れやすいんだったスザクにも壊されたしな!!

おそるおそる、朝比奈を見る。
朝比奈は、呆然としている。

「…………」
「…………」
「…………」
「………あの、」
「…………」
「………あさひ、な?」
「…………………(ぽっ」

――朝比奈の好感度が200上がった!朝比奈とのラブラブイベントが開始します――

「うええええええ!?」

ちょ、待、なにそのオチっ!?

混乱の極みにあるルルーシュの目の前には、いつのまにかしっかりとルルーシュの手を両手で握りしめている朝比奈が。
よく見れば頬は赤く染まっているし、なんか目はなにかに陶酔しているようなうっとりした目だ。そしてその視線は真っ直ぐルルーシュに向けられている。

「ゼロ…」
「…な、なんだ」
「俺に抱かれる気ないですか。男相手は初めてだけど、俺頑張りますから。大丈夫、気持ちよくさせてみせます」
「助けてくれしぃつぅーーーーーーーーっ!!」

残念ながら頼れる保護者兼共犯者だったC.C.は絶賛記憶喪失中である。助けるの無理。
朝比奈の手にはしっかり力が籠められていて、非力なルルーシュは逃げ切れない。朝比奈はにこりと微笑んだ。

「じゃあ、場所移そうか☆」
「え、何、待、」

ずるずるずると抵抗虚しく引き摺られていく。朝比奈は満面の笑みを浮かべている。
そして連れて行かれた部屋からは悲痛なリーダーの叫び声が聞こえたそうな。…合掌。

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私もやりました
はじめまして。
シルフェイド見聞録のパロが見られるなんて、ビックリしました。
私は何度も出てくるテストの精霊が印象に残ってます。当時中々ラブラブイベントに突入できなくて何度もコンテニューした覚えがあります。確かに下ネタが多いゲームですけど面白いですよね。

私の印象としては外見その他から教頭は藤堂の方が・・・と思ってたんですが、イベント発生時だと朝比奈の方がぴったりだな、って爆笑しました。
最後のポイント上げの切欠を何にするんだろうって思ってましたがそれが顔バレだなんて、さすがルルーシュ!!

ダラダラ書いちゃいましたが、面白いパロをありがとうございました!!
鈴奈 2008/07/30(Wed)02:08:21 編集
これかよぉお!!!(爆笑)
まさかのパロ!
お前ん家で見たヤツがまた見れるとは!(爆)
チクショーしたくなったんたぜ(´∀`)

こんな気分にさせたんだから今度家に行ったときにさせてよね!あんたの意見なんかきいてないんだからね!(←つんでれ)
じゃないと…、あのみどりいろのどろどろした汁つくってのませちゃうんだから…ね…?(←やんでれ)

まあそんな感じで(´∀`)
あと、シューティングスター(だったっけ?)ネタもやってよ!みたいなー!
樹いんざ眼鏡 2008/07/30(Wed)07:43:30 編集
無題
はじめまして、戒杜と申します。
シル見知ってます。そして私もやりました!教頭のイベントは難しいですよね(笑)あと、アルバートの日記に爆笑してた記憶があります(爆)
そしてゼロバレ好きですナイス過ぎますvVこうして朝比奈は変態(ストーカー)になっていくんですねvvVV

無駄に長く書いてすいませんでした、これからも素敵な文を書いてください!!1
戒杜 2008/07/31(Thu)17:56:43 編集
シー様より…
朝比奈さん暴走!!
う~~ん。ルルの素顔を見てしまったらそれも仕方ないかもしれないですね…。

しかも、助けにシー様を呼ぶんですか。
ロロをとかジェレミアを呼んだ方が確実の様な気がします(笑)
話になりませんけどね。
朝比奈さんは、もうノーマルには戻れないんじゃなかろうか…。
だって絶世の美女に勝る美少年を見ちゃいましたから!!(待て待て)
瑠衣 URL 2008/08/01(Fri)22:38:20 編集
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