今日は何の日？

知らない人も大変多いかとは思いますが、今日は長崎に原爆が落とされた日です。
今年も平和学習ありました。毎年登校日です。１１：０２、黙祷。

ていうか他の県の人ってほとんど知らないらしいですね。びっくりです。

たまに他のサイトさんで『フレイヤ』使われて威力に呆然、みたいな小説を見かけるんですが、え、あれ？まさか皆さん原爆とか核兵器ってものすごい威力の爆弾みたいな認識だったりします！？
あれ確かに何千度って温度の爆発起こすから光浴びただけで体が炭になっちゃったりしますけどそれだけじゃないですよ原爆もっとエグいですよ！？
あれ爆発自体も怖いけどもっと怖いの放射能ですよ放射能！
多分そこまでギアスでリアルに描写しないだろうけど、使った場所に居合わせた人たち敵味方関係なく原爆病で死んでくんじゃないかなあと思います。体がそれまで持てばの話ですが。その前にもはや『人』の原型留めている確立低いですが。ぶっちゃけトウキョウ租界で使ったらミレイもナナリーも死ぬんじゃないかと思うんですがー。
建物の中にいるから平気じゃないかって？はははまさか。
むしろガラスとかある分ものすごく怖いですよ刺さりますよその前に爆風で壁に叩きつけられます。運悪けりゃ尖ったいろいろな破片で壁に磔状態で死にますよ。生き埋めもものすごくありうる。知ってます？当時建物ぐんにゃり曲がってるのあったそうですよ？倒壊したのもあるでしょうが。
・・・ちょっとエグい表現なので隠しました。携帯の方では隠れていないでしょうけど。
ていうかフレイヤ使っちゃったらもうトウキョウの水も食べ物も放射能に汚染されて食べたり飲んだりできませんしねえ。そんなことしたら死にますから。はははどうする気だブリタニア軍。

で、今日は原爆が落とされた日、ということでフレイヤネタでスザクとニーナとあととばっちりなユフィ糾弾モノです。かなりこの３人酷い扱いしてるので注意。さらにオリキャラ登場します要注意！
出てくる『男』は多分長崎か広島出身の異世界トリップした人。被爆した県の出身者としてはニーナ達に是非とも抗議したかったという自己満足作品です。

･････････結構、エグいです。気持ち悪いかもしれません。
でもですね、全体でいえば二次創作ですけど、『男』の語るその『エグい』『気持ち悪い』話は、現実としてあったことです。ノンフィクションなんです。

まあ私の拙い作品じゃあ限界はあるとは思いますが、よろしければ目を通して、核兵器の恐ろしさ、少しは理解してもらえたら僥倖です。でも苦手な人は無理はしないように。

これを読んで、『原爆落とされてよかったよなぁ、あれで戦争終わったんだろ？』なんていう人が１人でも減ったらいいなあ、と思います。（実際にいるみたいですから、こういう考えの人）


※うわーお。ウランとか言ってるからニーナが作ったの普通の核兵器だと思い込んでましたですよ；
放射能の心配ないのですか。斎さまご指摘感謝ですデータ足りてませんでした！！
え、じゃあ普通に捏造小説としてお楽しみください！？
あれ私ものすごくはた迷惑なことしてました！！？すいませんorz
 

あれ、読むんですか？エグいですよ結構。














え、ほんとに？

















止めましたよ私は一応！
















それは、唐突に起こった。
ニーナとスザク、そして特派のメンバーで、『フレイヤ』について話し合っていたときのことだ。

「死ねこの悪魔ァァァあああぁぁああああああ！！！！！」
「っ！！！？？？」

懐に隠していたナイフを構え、スザク達の方へと突進してくる軍人の男。いつもの通り、自分を狙っての犯行だと、スザクは身構えた。そしてその隣を男がすり抜ける。
男が狙う先にいるのは―――ニーナだった。

「なっ！？」

急いで男を追う。ナイフはニーナまで届く前に叩き落すことができた。そしてそのまま流れるように男は地面に叩きつけられ、苦悶の声を上げる。

「ニーナ、大丈夫か！？」
「え、ええ･･･この人は･･････や、やっぱり、イレブン！」
「･･･どうして、こんなこと･･････！」
「どうして、だと･･･？」

怯えるニーナを見て、男に対してスザクは怒りの表情を浮かべる。

「僕が憎いなら僕を狙えばいいだろう！弱いものを狙うなんて、恥ずかしくないのか！？」
「弱いもの？その女が･･･？はは、冗談だろう！？」
「っ！ブリタニア人だからと言って、お前は女子供を傷つけるのか！？」
「―――ッ馬鹿にするな！そんなわけがないだろうが！！別に俺はブリタニア人に対して反感を持っているわけでもお前がラウンズになったことを裏切りだと感じているわけでもない！！」
「だったら何で！！」
「何でだと！？―――そうか、そういえば、実際に落とすのはお前だったか枢木スザク･･･！」

男は血走った目で2人を睨みつけた。

「お前達は！！お前達は、何をしようとしているのか知っているのか！？」
「何を、とは･･･」
「『フレイヤ』とかいう核兵器をトウキョウ租界に落とすと聞いた！一体何を考えている！？」
「何、って･･･」
「フレイヤの威力なら十分にこの戦闘を終結させることができると判断してのことです。これで、ユーフェミア様の仇を取るんです。開発者は私、部外者の貴方が知ったような口を利かないで下さい」
「だから俺はお前を殺しに来たんだよこの悪魔！！」
「何ですって･･･！」
「はっ･･･所詮虐殺皇女の騎士も、その信者も虐殺者か！ユーフェミア殿下はお優しい人なのだと、行政特区の件は何かの嘘だと思っていたのだがな！！まんまと俺も騙されていたわけだ。お前達みたいな悪魔を従えていたんだ、どうせ『慈愛の皇女』なんて真っ赤な嘘、あの虐殺の時が皇女サマの本性だったんだろうよ！！」
「貴様ァ･･･っ」

スザクは思わず組み伏せた男の頭を踏みつけた。男の唇からうめき声が漏れるが、スザクはその力を緩めない。

「ユフィを侮辱するな！ユフィは、ユフィはそんな･･･っ」
「なら、お前達は何をしようとしている･･･？」

スザクに踏みつけられてもまだ彼の目から暗い光は消えなかった。

「そんなに日本を、エリア１１を死の町にしたいのか･･･そこまで性根が腐っているのか、枢木スザク！！この裏切り者が！貴様など『日本人』でも『名誉ブリタニア人』でもない！ああ･･･そうだ、お前は人なんかじゃない！悪魔だ、悪魔以外のなんだというんだ！」
「違う！コレは、戦争を終わらせるために･･･！」
「そのために『日本人』とまだ残っているブリタニア人まで虐殺するのか！？」
「だから違うと言っているだろう！これはゼロ個人に向けて･･･っ民に向けるわけじゃない！！だから、虐殺なんて･･･！」
「そう、か。ゼロを仕留めるために、ただそれだけのために･･･は、ははは、あは、あははははははははははははははははははははははは―――まさかお前達は直撃さえしなければいいと、思っているのか？フレイヤの爆発に巻き込まれなければ、それでいいと･･･？誰も、犠牲にならないって･･･？ふざけるな、ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな！！！たったそれだけのために生み出すのか。一瞬で全身が墨となる人間を、焼け爛れてべろりと剥がれた皮膚をぶら下げて歩く人間を、建物に押しつぶされる人間を、全身がガラス片で木切れで倒壊した建物の欠片で串刺しにされた人間を、体がぐにゃりとして動くことすらできない人間を、痛みすら感じることなく体のどこかしこから血を流す人間を、水を求めて四つん這いで這いずり回る人間を、貴様らの私怨のために！？」
「う･･･っ」

まるで見てきたかのような、あまりにリアルな描写にセシルは口元を押さえた。男はその様子を一瞥し、さらにニーナとスザクを睨みつける。

「壊れるどころか針金みたいに折れ曲がった建物を、体内に入れれば死に至る汚染された大地と水を、どこも怪我なんてしていないのにやがて髪が抜け歯茎から血が出て動けなくなりやがて死んでいくたくさんの人々を！たった、たったそれだけのために！」
「そ、そんな結果･･･報告されてません！はやく、はやくこのひと、連れて行ってください！イレブンです、気が狂ってるんです！！」

ヒステリックに上げられたニーナの声に従い、居合わせた他の軍人達が男を拘束する。
連行されていく男には、もう二度と会うことはないだろう。男は最後に言い捨てた。

「死にさらせ、悪魔どもが！！」

 

―――投下されたフレイヤは、男が言ったとおりの惨状を生み出していた。

薄暗い空。爆風によって硝子などの脆いモノは全て砕け、あらゆる尖ったものが、爆風によって至るところに突き刺さっている。壁に、木に、―――ひとに。
そこらじゅうに転がる真っ黒な墨。人の形をしているそれをひとだと思いたくなくて目を逸らした先には溶け出した白いモノをぶら下げ、水を求めて蠢き彷徨う『人』の行列。――元は同じ人間だったというのに、とてもではないが直視できなかった。人間だとすら、認めたくなかった。

ランスロットから大地へと降り立って呆然としているスザクに、白いモノをぶら下げた、真っ赤な手が伸ばされる。

「水を、どうか水を･･･！」
「ひ、」

スザクはわなわなと震わせながらも必死に伸ばされてきた手を思わず振り払った。白いモノが手に付着する。払い落とそうとしたスザクはふと気付いてしまった。これは、人の皮膚だ。

気付けば、スザクの周りにはもはや異形にしか見えない人々が助けを求めて集ってきている。四足で歩いてくる影さえ見えた。

そして、辺りから聞こえてくるのは。

「たすけて･･･」「痛いよ」「水を、水を･･･」「熱いよぉ」「おかあさ、たすけ･･･」「なんで」
『なんで、こんな死に方をしなければいけなかったの･･･？』
あちらこちらに転がって居る、ぎょろりと何処か一点の虚空を見つめ、恨めしそうな表情をした死体。あらゆるところから聞こえてくる声。

まるでスザクのことを探しているようで、騎士は思わず後退る。

「―――違う、ぼくは、俺はこんなつもりじゃ――――」
「死にさらせ、悪魔どもが！！」

男の声が、返された気がした。