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静謐なる柩。
捏造満載コードギアスの自己満足二次創作サイト。現在休止中。復活は未定。
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終わったーーーー!にしても何日かけてるんだ自分。
思った以上に長くなってびっくりです。本当は騎士団の特区に対する決断とかまで入れたかったんですけど完全字数オーバーで無理でした。がっくり。
更新遅い上に返信もしてないとか・・・いつになったら・・・わーんすいませんすいません!
でもちゃっかりコメント読んでほくほくしてますすいません!いつも下さる方ありがとうございまーすっ!愛してまーす!(何
コメントは好き勝手書いてくださって全然構いませんですよ!
なんだかナナリーコールがあったので次回出せればいいなあと思います(笑)
・・・・・・にしても、終わるのかなあ。お題の中で・・・これ。


※捏造やりたい放題やってますエマージェンシーエマージェンシー!システムオールレッド!
大変心の準備がいるかと思われます皆さん準備はよろしいですかっ!?

「―――――彼女、は・・・」

そこにいた予想外の人物に戸惑った様子で、ゼロは動きを止めた。
ゼロの登場に静かになっていたその場は、待っていましたといわんばかりに、次々に発言する団員達の声で爆発的に騒がしくなる。

「ああ、彼女は入団希望者のようです。志望理由は枢木スザクを殺すため、と本人は主張しているようですが、真偽の程は未だ確かめてはいませんので断定はできませんね」
「おめーの愛人が勝手に連れてきたんだよ!おいゼロ、幹部の俺たちに一言も無いって一体どういうつもりなんだよ!!」
「いや、あのさ。C.C.の独断じゃなかったっけ?ゼロ知らないと思うんだけど」

皆が好き勝手に言い合う中、仮面の中で眉を顰めたゼロはC.C.へと向き直った。

「入団希望・・・?どういうことだ、C.C.」
「そのままだ。使える人材だと思ったから連れてきた。悪いか?」

悪びれもせず、魔女は婉然と微笑む。

「お前はまた・・・・・・っ!――まあいい。各自作業に戻れ。彼女の審査は私が行う」

埒が明かないと思ったのか、ゼロはC.C.から視線を外し、集まっていた団員達に指示を出す。不満そうに、それでもゼロの顰蹙を買いたくないのか、渋々団員達が動き出す中、ディートハルトは訝しげにゼロへと声をかけた。

「彼女が自分で言ったとおりの能力の持ち主なら、確かに得がたい人材だとは思いますが・・・ゼロ自ら審査ですか?なにもそこまで、」
「お前達はまだ作業が終わってないだろう。イレギュラーだとはいえ、こんなことで報告書等が滞るのは望ましいとは言えない。それに、私は一段落したところだから丁度いい」
「しかし…」

この少女に何かあるのではないか。
疑いを隠そうとしないディートハルトにゼロは溜息をつく。

「ディートハルト。お前が入団を許可されたのはまだ私が自ら審査を行っていたころだ。さて、もしお前が今入団しようとしていたとして、お前はそれができたと思うか?」
「・・・ああ、なるほど。思いませんね。そういうことなら、仕方がありません。しかしなにか武器を持っていないとも限りませんし、やはり危険では」
「分かっている。カレン」
「は、はい!」

得心がいった顔をしたが、まだ食い下がるディートハルトの言をあっさり流し、ゼロは零番隊の隊長の名を呼んだ。

「ついてきてくれ。ミレイ・アッシュフォード、お前もだ」
「はい」

颯爽とその場から去っていくゼロと、付き従う2人の少女。
団員達はその後姿を見ていたが、ドアが姿が閉まって見えなくなると、作業を再開し始めた。

「ったく、ゼロも勝手だよな。行政特区のことだってあるってのに・・・」
「そのことについての会議までにはまだもう少し時間があるだろう、さっさと仕事を終わらせろ」
「騎士団がもし解散するなら、こんなんしてても意味ないと思うんですけどねー・・・あれ?ラクシャータ、何やってんの?何のデータまとめてるわけ?」
「ちょぉっと欲しい機体があってぇ。ゼロにおねだりしようかと思ってるのよぉ」
「ゼロにおねだりぃ?色仕掛けかあ?」
「・・・玉城、お前そういう下世話なことしか考えられないのか」
「んだとぉ!?」
「やめろお前ら!・・・ラクシャータ、それはもしや白兜か?」
「んふふ・・・そろそろゲフィオンディスターバーについてのデータも持って行かなくちゃねぇ」
「ラクシャータ、お前本っ当にナイトメア好きだよなァ・・・もしかしたら必要なくなるかもしれないんだぞ?つーか特区に参加するんなら白兜を手に入れるのは無理・・・」
「うるさいわねぇ・・・」

不機嫌な様子を露に、ラクシャータはパソコンを閉じて出口に向かった。

「おい、何処に・・・」
「ここじゃいろいろ鬱陶しいから、場所移すだけよぉ」

振り返りもせずに告げると、すぐにラクシャータの姿はドアの向こうへと消えた。

「ったく、鬱陶しいとか何様だっつーの!」
「玉城!今のは俺たちが悪いだろう!」
「ラクシャータはナイトメア命だもんね。データ集めたりするためにも騎士団無くなったら困るだろうし、特区についてうだうだ悩んでるのも気に食わなかったのしれないなー」
「・・・白兜対策は、ユーフェミアの言葉が本当なら、もはや必要なくなる産物・・・だが、」
「そうですね、中佐。あの言葉が本当なら、もう我々の戦いも・・・」
「俺は、・・・彼女の言葉を信じたい」
「ばーか!んなの嘘に決まってんじゃねーか!どーせ騙し討ちだっつーの!」
「でも、もしかしたら!」
「やめろ!!今言い争うことではないだろう!」

藤堂の一喝に、騒がしさはすぐさま鳴りをひそめ、静寂が訪れる。

「それにしても、ゼロはどうするつもりなんだろう・・・」

誰かの落とした呟きが、静まりかえったその場所に響いた。
団員達は口を閉ざし、ただ黙々と割り振られた作業を片付けていく。それぞれが胸のうちに、特区に対する不安と希望を抱えて。
―――そこに、金髪の少女が仮面の男に向かって敬語を使っていたことに、そしてさっきまで憎悪と絶望に染められていた瞳に歓喜を溢れさせていたことに、気付いた者はいたのだろうか。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

場所は移って、あまり使用された様子の見られない空き部屋。
そこには移動してきた仮面の男と2人の少女の姿だけがあった。

「・・・さて、改めて問おうか。ミレイ・アッシュフォード、お前は何故此処にいる?」

仮面の男が問う。問われた少女は臆することなく答えた。

「さっきの金髪の男が言ったとおりです。私は、スザクを殺す手段として騎士団を利用し、私の復讐を果たすつもりでした」
「かいちょ・・・っ!?」

生徒会室で言われたものより、さっき団員達の前で言われたものより、もっと明け透けに語られた言葉にカレンは焦る。そんなふうに言えばゼロでなくとも不快に思う。
しかしゼロは数拍の間を置いて、怒る様子も見せることなく、いたって冷静に言葉を返した。

「没落したとはいえ、貴族の令嬢が言う言葉とは思えないな。お前は家の名に傷がついてもいいのか?」
「もう私は、アッシュフォードとは何の関係もありませんから」
「何・・・・・・?」
「お爺様に頼んで勘当してもらいました。だから、私は正確には『ミレイ・アッシュフォード』ではなく、ただの『ミレイ』です。我が君」

ゼロの体が僅かに震え、カレンが目を見開いた。

「・・・・・・何だ、その呼び方は。何のつもりだミレイ」
「もっと早く、気付くべきでした。あの場所なら護れていると過信して、安全な楽園だと思い込むが故に、貴方が貴方だと気付くことができなかった。―――あの場所は、あんなにも脆かったのに」

『知らない』と示すゼロに対し、あくまでその態度を崩さないミレイ。
そしてミレイの言葉の中に、いくつか気になるものがあった。生徒会室で、さっきの場所で、聞いたキーワード。カレンの中で何かが繋がっていく。ならば、ゼロは。
ミレイは続ける。

「きっと貴方は、分かっていたんですね。それを分かっていて、留まっていてくださったんですね。そう・・・貴方は、いつだって、残酷なほどに優しい」

ミレイは膝を突き、ゼロの前に頭を垂れた。カレンの息を呑む音が聞こえた。

「どんな形でも構いません。雑用だろうと、デスクワークだろうと、戦闘だろうと、外交だろうと、貴方の役に立つ自信はあります。ですから、どうか、お傍に。お傍に、いさせてください。願わくば、貴方を。貴方達を護る赦しを―――与えてください。我が君、どうか」

役目を果たせなかった、役立たずの箱庭の番人だけど。傍にいたいの。
いつもふざけていたけど、でもね。本当はずっと、ずっと大好きだったのよ。
いつだって貴方は私にとって誰よりも大好きな、綺麗で、とても優しい自慢の皇子様。
何でもするから。ねえ、私、頑張るから。だから、傍に。一緒に、いさせて――

そして少女は祈るように目を閉じた。もう1人の少女は、ただそれを呆然と見ている。
暫しの沈黙。それを破ったのは、ゼロの溜息だった。

「お前は昔からそうだったな…忘れていた」

その言葉に、ミレイは顔を上げた。

「我が、君・・・」
「ルルーシュで、いい。どうせ、頃合いだった」

かしゃ、かしゃん。
軽い機械音を響かせ、仮面の男の容貌が露になる。
ミレイにとっての至上の主が、カレンが辿りついてしまった“答え”が、そこにいた。

「ルルーシュ・・・」

カレンの唇から思わずその少年の名前が漏れた。

「だが、ミレイ。お前が何と言おうと、俺はお前を俺と共に歩ませるつもりはない。お前には・・・無理だ」
「そんな、そんなことありません!何でですか、私は!!」
「無理だ。ミレイ、お前に落ち度があるとか、そういう理由じゃないんだ。俺は、俺とナナリーは、もう・・・」

そう言って、目を伏せたルルーシュに、ミレイは思わず立ち上がり、詰め寄ろうとした、その時。

「何を迷っているんだ?ルルーシュ。言ってやればいいじゃないか、『俺の騎士になれ』と。その女もカレンも喜んで頷くだろう?」

唐突に割り込んできた女の声。振り返れば、そこには緑髪の少女が立っている。

「C.C.!言っただろう、俺は・・・!」
「悪いがこの場合必要なのは『王』の意思じゃない。なあお前達、コイツの『騎士』になりたいか?」

面白そうにミレイとカレンを見るC.C.の問いかけに、ミレイは動きを止め、立ち尽くしていたカレンは我に返った。

「なりたいに、決まってるじゃない・・・!分不相応かもしれないけど、箱庭ですら護れなかったけど、それでも、私は・・・・・・!」
「わ、私だって、零番隊の隊長よ!それに決めたもの、ゼロを護るって。ゼロが誰であろうと、護ってみせるって。だから、私だって・・・」

2人の少女の答えに満足そうに頷き、魔女はなおも続ける。

「それが、人とは違う理の中で生きることになっても?」
「「!?」」

予想外の言葉に少女達は息を呑んだ。どちらかが、いや、あるいは2人ともが、本人も気付かぬうちに声を漏らす。

「どういう、ことなの…?」
「そのままさ。『王』は、ルルーシュは、私との契約によって既に人の理から外れている。人とは異なる命、異なる摂理、異なる時間、異なる世界。それでも為したいことがあると、ルルーシュは自ら選び、契約を交わした。ただの『人』がその『王』と共に歩めると思うか?もちろん応えは否だ。そしてその『王』の『騎士』になるということは―――予想がつくだろう?」
 
魔女は、少女達に向かって手を差し伸べる。

「それでも『騎士』になりたいと言うのなら、力をやろう。王を護ることができ、最期を王と共にできる、そんな力を」

誰もが、動かないまま時が過ぎる。
一分だったかもしれない。10分だったかも、いや、もしかしたら数秒だったかもしれない。しかしそれは今は問題ではない。
やがて―――挑むようにC.C.を睨みつけ、ミレイはその手を取った。

「C.C.…だったかしら?契約成立よ。その『力』を、私に頂戴」
「! 会長…」
「人とは違う理?上等よ、私の想いを甘く見ないで欲しいわね。さあ、どうすればいいの?教えてくれるかしら」

ミレイは、いつも通りの勝気な笑みを浮かべてすらいた。ただし、目は全く笑っておらず、真剣なのだと、分かる。分かってしまう。
耐え切れず、ルルーシュは声を上げた。

「やめろミレイ!これは俺が決めたことだ、お前達が付き合わされる必要なんか何処にも…!」
「…違いますルルーシュ様。貴方のためじゃ、ありません」
「え」

虚を衝かれたルルーシュに、ミレイは微笑む。慈愛すら感じさせる、優しい笑みを。

「自分の為なんです。ただの我が儘なんです。私が、貴方と居たいだけ。貴方を護りたいだけ。それが私の願いで、生きる意味でした。七年前から、いいえ、それよりも前からずっと」
「ミレイ…」
「だからね、ルルちゃん。止めないで?」

笑ったミレイには、迷いが一切感じられない。言葉に詰まったルルーシュに、畳み掛けるようにカレンも宣言した。

「私も…決めたわ」

ルルーシュが「まさか、」と驚愕の表情を浮かべた。

「ルルーシュ、私も貴方と一緒に行く」
「カレン!お前まで何を…っ馬鹿なことを言うな!!」
「見くびらないでっ!」

返された声に、ルルーシュはびくりと体を振るわせた。カレンはそのまま言葉を続ける。

「言ったでしょう!私はゼロを護るって決めたの!例えルルーシュ、あんただったとしても!!」
「~~~っお前は、俺が誰だか知らないからそんなことが言えるんだ!悪いことは言わない、今のうちにやめておけ!」
「はあ!?あんたがあんた以外の何だっていうのよ!あんたは生徒会副会長で、ナナリーちゃんの兄で、ゼロのルルーシュ・ランペルージでしょう!?」
「違う」

今までの焦りっぷりが嘘のように、落ち着いた声だった。

「違うさ、カレン。それは『嘘』だ」

ひどく凪いだ、穏やかといってもいい表情を浮かべ、ルルーシュは『ほんとう』を告げた。

「俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。お前達が憎むべき、ブリタニアの皇族だよ」

流石に、カレンも愕然とした。しかし、諦めたように笑うルルーシュにふつふつと怒りがこみ上げてくる。感情のままに、カレンは叫んでやった。

「―――――だから、なんだっていうのよ!!」

今度はルルーシュが愕然とする。いい気味だとカレンは思った。
だって今、ルルーシュは侮辱したのだ。カレンを、カレンの思いを、カレンの誓いを!

「さっきから、馬鹿にして!だから、何!あんたが皇族だったから、あんたはナナリーちゃんの兄じゃないとでも!?あの学園で過ごした生活はみんな『嘘』だったとでも!?それこそ嘘よ、だって私は覚えてる!会長達のいろんなイベントに巻き込まれて、迷惑だと思ったけど、それでも皆笑って、認めるのはちょっと癪だけど――楽しかった。あんただって、笑ってたじゃない。あそこにいたじゃない!!違うって言うの!?」
「かれ…」
「とにかく私は決めたの!あんたを護ってあげるって、ゼロを護るって、決めたの!そうよ、C.C.の言うとおりあんたの意思なんてどうでもいいわ。あんたは頭は確かにいいけど貧弱で体力無いんだから、黙って私に護られてればいいのよ!!」
「ひんじゃ…っだまって、ておま……」
「何よ、何か文句あるっての!?」

『騎士』志望なのに、好き勝手言っているカレン。そしてその勢いに押されているルルーシュ。
その様子を見ていたミレイは、思わず肩から力が抜けた。

「ふ、ふふ…あはははははははっ」
「っミレイ…!」
「会長…?」

何を気を張っていたのだろう、とミレイは思った。こんなにも、簡単なことなのに。

「やだ、も、おかし…っ!そうよね、この際いいわよね。ルルちゃんだって好き勝手してるのに、私たちが好き勝手しちゃいけないなんて道理、無いわよね」
「な、」
「そうですよ会長!―――と、いうわけよC.C.」
「だ、そうだ。おめでとうルルーシュ。これで騎士を2人ゲットだな」
「勝手に決めるなと何度言ったら!」
「さっきから言っているだろう?お前の意思は関係ない」
「そうよ、関係ないわ!」
「私としても譲る気は無いし。――お傍を離れるつもりはありませんので」
「~~~~~~っ」

言葉を失った少年に、2人の少女は微笑んだ。魔女はにやにやしながらそれを見物している。
負け惜しみのように、ぼそぼそと少年は呟いた。

「・・・・・・俺は、皇族だぞ」
「知ってます」
「関係ないってさっきから言ってるでしょ」
「・・・騎士団よりも、ナナリーを選ぶぞ」
「ナナリー様が我が君の生きる理由ですもの、当然じゃないですか」
「シスコンだとは思うけど・・・お兄ちゃんなんだから、護ってあげるのは当たり前よ。ていうか護らないとか言ったら張り倒してあげるわ」
「・・・日本奪還が、目的じゃない。俺が動く理由は、ただの私怨だ」
「でも同時にアッシュフォードの私怨でもありますよね」
「むしろ騎士団の団員達の目的だって、『日本奪還』を謳ってはいるけどある意味私怨みたいなものでしょうが。何が問題だっていうの?」
「だが・・・!」
「・・・あーもーぐだぐだしつっこいわね!!あんたには理由があるんでしょう!?『ゼロ』になるくらいの、会長が迷わず全部捨ててあんたに膝をつくくらいの、そんな理由が!」
「・・・っ」

言葉に詰まったルルーシュから目を逸らし、カレンは魔女へと視線を向ける。

「ルルーシュを交えてたらいつまで経っても話が進まないわ!C.C.!」
「ん、仕方ないな」

名を呼ばれてようやく動いた魔女は、少年から両手に嵌めた手袋を奪い取った。

「C.C.っ何を・・・・・・!」
「童貞坊やは黙ってろ」

彼女の若葉のような鮮やかな明るさを持つライトグリーンの髪がふわりと浮き上がる。
それと同時に、ルルーシュは自分の体に異変を感じた。ギアスが宿った左目が、熱い――そう感じたと思えば、その熱は体中を巡り始める。
何をした。
ルルーシュが鋭い視線を向けた先には、額の紋章を紅く輝かせた魔女がいる。そして魔女はいつものような不遜な表情ではなく、いっそ艶やかとでも表現するのが相応しい笑みを浮かべていた。

「ほら、さっさとしろ」
「いや、さっさと、って言われても・・・」
「いいからそいつの手を取れ。それであとは分かる」

魔女に面倒そうに促され、二人の少女は未だに体を巡る熱に戸惑う少年の、手袋を外された手をそれぞれ取った。

その、瞬間。

触れた素肌から伝わる、人肌とは違う熱。
次々に一瞬だけ脳裏に描かれていくイメージ。

“セカイ”が、
少女達が、
シスターも、
全部、
何、
何故か、
紅の、
あれは、
あの紋は、
まるで、
―――鳥みたいに、羽ばたいて。
そしてモノクロの、

[た は王 守][れが私の誇 です ら][ 命、あ 方の為 ][貴 は ただ  で笑って][が、自分の役目  で][捧げ す  てを、あな][ の忠  国ではな 、 方に]

あらゆる人が現れ、消えていく。
白と黒とで構成されるその映像は、全て人は違えど、誰もが。

[約束します。最期までお傍に仕え、そして共に死ぬと―――]

誰もが、『騎士』で。

誰に言われるでもなく、何かを考えるでもなく、二人の少女は主と戴く少年の手を取り、ごく自然に跪いた。
驚いた少年は止めようと思うが、しかし何故か意識の何処かでそれを当然だと認識している自分に気付き、愕然とする。少年は何の対応も出来ないまま、それでも儀式は進んでいく。

「「我今、貴方を主と定め―――」」

誓いの言葉は二人が思考するまでもなく、勝手に唇から謳うように紡がれていく。

「「―――我が名、わが誇り、我が一命に賭けて、御身に忠誠を誓い、最期まで共に在らんことを、此処に誓約いたします」」

左手の甲に、ミレイが。右手の甲に、カレンが。それぞれルルーシュの手に額を当てた。

ルルーシュは何かを言おうとしたが、止まって、困ったような、泣きそうで、それでいて嬉しそうな、複雑な表情を浮かべて、やがて仕方ないと諦めたように微笑んだ。

「―――赦す」

少年がその言葉を告げた途端、少女達は額に、少年は両手にいっそう強い熱を感じた。だが、不思議と不快感はない。
ゆっくりと手を離し、顔を上げた2人の少女の額には、少年の左目に宿るソレと同じ紋が、魔女や少年のものよりも幾分か淡い色彩で刻まれていた。

 「おめでとう。これでお前達はそいつの『騎士』、不老不死の存在だ」

にんまり笑う魔女を不愉快そうに少年は睨みつけ、また一方少女達はぱちぱちと目を瞬かせている。

「そういえば、『騎士』の『力』って何なの?まだ聞いてないわ」
「普通は先に聞くと思うがな・・・」
「う、うっさいわね!」

呆れた声を出したルルーシュに少し顔を赤くしてカレンが言い返す。
それを楽しげに見ていたミレイは、C.C.へと同じ問いを繰り返した。

「そうね、どういうものか、聞いていいかしら?」
「そうだな・・・まあ、基本的には身体強化、とでも言っておこうか」
「・・・『基本的』?」
「力が強くなったり、反応速度が増したり・・・そういうのの他にも、元から勘が鋭いヤツなんかがそれに磨きがかかったり、新しく能力を発現したりすることもあるようだからな。そしてそれらの力は『王』と『騎士』の絆に比例して高まる」
「きずな・・・」

『絆』。そう言えば聞こえはいいが、それは紙一重に枷にも成りかねない。
いわば想いの顕現。誰もが一笑に付すその夢物語を現実にする代わりに、『絆』という名の鎖は主と騎士を絡め取り、解放することはない。
それが『代償』。それが、『契約』。

「『騎士』は『王』が居る限り不老不死だ。逆を言えば『王』が死ねば『騎士』も死ぬ。まさに運命共同体というやつだな。故に『騎士』は死にたくなければ『王』を護らざるを得ないというわけだ。絆と柵の境界など所詮曖昧―――お前達には、関係の無い話か。ルルーシュのことを裏切りそうにもないしな。あとはそうだな―――ギアスが効かない」
「ギアス・・・?」
「“観た”だろう?お前たちは。もう分かるはずだ」

魔女の言葉に少女達は顔を見合わせる。知らないけれど、しかし2人は確かに識っていた。

「・・・・・・そういえば、ルルーシュは『騎士』のこと、知ってたの?あんまり反応ないみたいだけど」
「もしかして、私たち以外に『騎士』が・・・」
「違う。俺の『騎士』はお前達だけだ。だからそんな目で見るんじゃないミレイ!!俺は悪くないのに罪悪感を感じるだろう!ナナリーだ。ナナリーの『騎士』が咲世子さんなんだ!」
「え」
「あら」

なるほど、そういうこと。え、あれ?てことはナナリーちゃんも・・・。あ、だから。
納得と安堵の表情を浮かべた少女達に少年はほっとした。が、表に出かけたその感情を引き締め、憮然とした顔を作り、咳払いをした。

「と、とにかく。この件はこれでひとまず一件落着ということで―――」
「んふ、面白いこと聞いちゃったぁ」
『!!!』

そして、姿を見せたのは。

「ラクシャータ・・・・・・っ!?」

紅蓮や月下を筆頭とした騎士団の主力となるナイトメアフレームを次々と開発している、技術班の筆頭、ラクシャータ・チャウラーだった。

「ちょぉっとゼロに言いたいことがあっただけなんだけどぉ、まさかこんな話してるなんて思わなかったわねぇ・・・なーんか得したって感じぃ?」
「話・・・?俺、いや・・・私にか?」
「別にぃ、素の話し方で構わないわよぉ?アイツらと違ってあたしは『ゼロ』に夢見てるわけでもないし」
「・・・わかった。それで、話とは」
「そんな硬くならないでいいわよぉ。そこのお嬢ちゃん・・・ああ、カレンじゃなくて、そっちの金髪のね?のことについてちょっとねぇ。―――『閃光のマリアンヌ』って、知ってるぅ?」
「・・・・・・・・・っ!」
「え、」
「・・・?」

思わず肩を揺らしたルルーシュと、ひどく驚いた表情をするミレイ。それに対して誰だろうときょとんとしているのはカレンだ。C.C.は傍観している。

「その反応だと、カレン以外は知ってるみたいねぇ?まあ、そこの嬢ちゃんは知ってて当然だけどぉ。ゼロは何で?」
「それ、は・・・」
「白々しい!分かっているんでしょう!?さっきの会話を聞いた上でこの方の顔を見れば一目瞭然ですもの!この方は―――っ」
「マリアンヌの子だ」
「・・・あら。言われればそうかも。顔そっくりだもんねぇ」
「だから、白々しいとっ」
「別にそーゆーつもりじゃないわよぉ。あたしって基本的に『顔』で認識してないからねえ・・・まあ、それで話だけど、進めていーかしら?」
「ああ・・・」

警戒していたミレイは脱力し、ルルーシュも呆れたようにラクシャータを見た。
・・・どおりでゼロが怪しいだのなんだの言わないはずだ。そんな独特な世界観持ってたら当然じゃないか。

「さっきの話だとアッシュフォードとは縁切ったって言ってたけどさぁ、嬢ちゃんの力でどうにかガニメデのデータ、持ってこれない?できれば現行機も欲しいわぁ♪ね?ちゃーんと白兜と遣り合えるレベルにまでしてあげるからさ」
「え?え、えと・・・」
「ラクシャータ、お前・・・」
「いーでしょぉ?その嬢ちゃんがアンタの騎士になるんだったら専用の雌馬も必要だろうしぃ。それにカレンも嬢ちゃんも今まで以上のデータ出せるらしいじゃないのぉ。腕が鳴るわぁ・・・」

どこか陶酔したようにうっとりと、ラクシャータは呟く。

「でもネックなのはその『力』・・・『ギアス』だっけぇ?のこと、あんまりよく知らないことよねえ・・・せっかくなんだから上手いこと利用できたらあたしのコ達ももっとすごくなりそうなのにぃ・・・」
「なら、教えてやろうか?」
「え、ちょ、C.C.!?何を・・・」

カレンが止める間もなく、C.C.はラクシャータに近づき、その胸元へと指を滑らせる。
妙に艶かしく見えたその手つきに少年少女達が思わず頬を染めた。しかしされている張本人のラクシャータは顔色を変えることなく、なんだか微妙そうな顔でC.C.を見た。

「C.C.?悪いけど、あたしそっちの趣味は・・・」
「安心しろ。私も無い。―――いくぞ」
「いくってな、に・・・・・・・っ!?」

言い切らないうちに様子が変わったラクシャータに、いち早く我に返ったのはルルーシュだった。

「C.C.っ!お前、まさかラクシャータまで『騎士』に・・・っ!?」
「違うさ。『騎士』じゃない。こいつは『賢者』だ」
「何・・・?」
「――は、・・・っ」
「ラクシャータさんっ!!」

ぐらりと傾いだラクシャータの体を支えたのはカレンだ。膝をついた彼女は頭に手を当て、少し辛そうにしている。――胸元には、ギアスの紋が刻まれていた。
命には別状が無いことを確認して、カレンは魔女へと食って掛かった。

「ちょっとC.C.、何よ『賢者』って!ちゃんと説明しなさい!」
「要はそいつの望み通りにギアスの知識を与えてやっただけだ。あとはそうだな、オプションとして不老がついたな。不死ではないが」
「C.C.!勝手な真似を・・・ラクシャータは関係無、」
「・・・いーのよぉ、ゼロ。気にしなくても。へぇ、『それ』がギアスねぇ・・・」

カレンの手を借りることなく立ち上がったラクシャータは、極上の餌を前にした猛獣のように、実に楽しげに舌なめずりをした。

「面白いわ・・・ものすごく、面白い・・・ふふふ、これなら最高のナイトメアが作れるじゃないのぉ・・・」
「だ、だがラクシャータ!君は不老に・・・っ」
「いーじゃないのぉ。このくらいの年齢になればもう年を取りたくないのは女の共通意識よぉ?流石に不死ってのは受付けらんないけど、不老くらいならまだ許容範囲ね~」
「・・・・・・そうなのか?ミレイ」
「え?あ、えーと・・・き、気持ちは分からなくもないかなーと」
「・・・カレン」
「ふぇ?あ、あはははっお、女の子ってそーゆーもんなのよっ」
「・・・・・・そうか」

ならもはや何も言うまい。
ここで話を切り替えることにしたのか、少年は表情を戸惑ったものから『王』のものへと変貌させた。

「それでミレイ。ガニメデは手配できるのか?」
「あ、はい!問題ありません。一応アッシュフォードが進めている分のデータと、現行機の中では最高の“ガニメデ”を一体、お爺様が餞別にと下さって・・・とある場所に隠してありますから、すぐに取りにいけます」
「ラクシャータ。これで問題ないか?」
「ええ。十分よぉ♪うふふふふ、『閃光』の機体いじれるなんてぇ、プリン伯爵が泣いて悔しがる様が目に浮かぶわぁ・・・それにこれならもう白兜に負けるなんてないだろうし・・・紅蓮もガニメデもイイ感じになりそう・・・あーやだ、すっっっごい楽しみぃ~♪」
「―――ラクシャータ」

浮かれる『賢者』の意識を引き戻したのは、先ほどよりも一層真剣な、『王』の声だった。

「何よぉ?」
「その、もしよければ・・・お前は俺と、俺たちと共にくるつもりがあるか・・・?」
「とーぜん。折角の貴重なデータ採集の機会なのよぉ?あたしが逃すと思う?それにぃ」

ぐしゃり、と少年の髪を掻き回し、『賢者』となった研究者は朗らかに笑った。

「あたしは『ゼロ』も面白いって思ってたしぃ?騎士団よりも、ね。気が済むまで付き合ってあげるわぁ。光栄に思いなさい?」
「らく、しゃーた・・・」
「ちょっと!ルルーシュ様には私っていう騎士がいるんですから!抜け駆けしないで下さい貴女!」
「あ、あたしだってルルーシュの騎士よ!そういう会長こそ、それ抜け駆けじゃないんですか!?」

いきなり言い争い始めた少女達に少年はただ立ち尽くすばかり。その様子を見てくすくす笑っていた魔女は、己が選んだ『魔王』へと寄りかかって、囁いた。

「よかったなぁ?ルルーシュ。どうやらお前は独りにはなれないようだ」
「C.C.・・・」
「私の『願い』もしばらくはお預けにするかな。なかなかお前の進む道を見ているのも面白そうだ―――さて、そろそろ時間だぞ?いいのか?」

最後の言葉は、全員に向けてのものだ。
ぴたりと動きを止めた二人の騎士。楽しそうにこっちを見ている賢者。そして傍らには魔女がいる。

『王』は、『やさしいせかい』の住人となった彼女達に優しく微笑んだ。

「そうだな・・・行くか」

一時はすべてを失い孤独になることまで覚悟したというのに。
これからは、予想以上に賑やかな日々になりそうだ。

そして少年は仮面を再び被り、踵を返して会議室の方へと向かった。特区に対する決断を騎士団の幹部達に伝えるために。


 

『王の力』よ、どうやら俺はお前の持つ孤独な運命とやらは辿れないらしい。――残念だった

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こんばんは。l
 こんばんは。毎日暑い日が続く上に、受験勉強の合間に小説の更新ご苦労様です。
 とうとうミレイさん合流。これからどれだけの団員が残るのか。ちょっとびくびくしてます。藤堂さん+四聖剣には、残ってほしいです。
 この話でのナナリーは、好きです。早めに再登場させてほしいです。
 いろいろ大変でしょうがお体にお気をつけてください。
玖堂いずみ 2008/08/05(Tue)20:26:33 編集
もう待ちきれないわ!
えー、タイトルどおり(笑)の心境でしたので拝見させていただきました!
こんばんは、未来です。ご無沙汰しております。相変わらず日参させていただいておりますー。

いえ、こちらは繰り返し繰り返し読んでいてもちっとも飽きが来ない不思議に素敵なサイトですが、あんまり感想を送りすぎてもウザイ奴かなぁ?と思いまして…コメントは控えさせていただいてました。
でも更新されると速攻で食いつく、と(笑)。
ところでこれ、まだ続くんですかっ?もう充分しっかりとお話になっているように思いますけど…あぁ、でもナナリーが「他にもお兄様と未来線の重なる人たちが居る」みたいなことを言ってましたもんね。
ど、どんな人たちと繋がってるんでしょう…(どきどき)。今からすっごく楽しみです!

でも、どう考えてもユーフェミアの考えた『行政特区』は成功する可能性が低いものですもんね。出だしからして間違っていると言うか…もっと考えて、話し合って、相談して助言を貰って、躓いて悩んで、練りに練ってから発表段階に移す…と言う過程を経てからでないと。大体、頭の良いルルーシュが考えないはずが無いと思うんですよね。でも、『行政特区』では無く『合衆国』を選んだわけです。まぁ、これらは白主従の知る所ではないですけれど。
親友だとか・異母兄妹だとか・守るからとか・大切だとか・一緒にだとか言うんだったら、それくらい気付いてほしいものです。

あら、何か愚痴になっちゃいましたね…失礼しました。
この後もどんどん付け足されていくのかな?と、ちょっとワクワクしてますが、一先ずこの辺りでお暇します。
上↑の個人的な意見でご不快な思いをさせてしまいましたら、申し訳有りません。
お忙しそうですし、無理せず適度にガス抜きをしつつ日々をお過ごしくださいね。
更新も、いくらでも待ちますので!

長々と乱文を申し訳有りませんでした。
では、失礼いたします。
未来 2008/08/06(Wed)00:18:31 編集
思わず・・・
こんばんは、受験勉強の合間の小説更新、ありがとうございます。そしてお疲れ様です。
私もかつての自分を思い出しました。夏の暑い中、よく学校行ってたよな~とか、休日と呼べない休日に文句言ってたよな~とか。
さて、「エルの天秤」ですね。まだ途中とのことですが、ミレイの覚悟に思わず涙ぐんでしまいました。やっぱり唯一の主というのは別格なんでしょうね。そしてカレンの決意にも。女の子は強い!
イザヤ 2008/08/06(Wed)01:53:07 編集
あらー
深夜にちょいちょい読みに来てたんだが…
…頑張れ!(汗)

そちらが書き終えてからコメントしようかと思ったけど、なんか知らんが私もう待てないわ!(笑)
そういやこのお題にコメするの初めてだ。ま、いいか。

なんかルルが可愛いく感じましたよ。うん。
ミレイさんとカレンのあのシーンは、この間言ってたアレだね…!(くふふふ)
なんか素敵!色々期待しちゃう(わくわく)

くそー続きが気になってしゃーないぜ。
あ、でも無理はしないよーに^^



PS.

ロスカラの攻略本ゲットしたよ(ちょ、今更とか言わないの!)
Lily 2008/08/06(Wed)13:12:06 編集
にょほほほほ
今回二度目のこめんつです^^

何気なしにきてみたら、なんとまぁ!
読んじゃいましたぜクフフ

文字数足らなかったのね…でもお疲れさま♪
ラクシャータさんも「賢者」の力をゲットしまして、ミレイさんがガニメデに乗るようですなー
続きがすごい楽しみだ!\^o^/


あ、小説更新しましたー(一応報告しとく)
Lily 2008/08/08(Fri)21:23:44 編集
初めまして
初めまして、珪耶と申します。
忙しい中での更新、お疲れ様です。

『王』と『騎士』と『賢者』ですか!
『騎士』と『賢者』は彼女たちにぴったりだと思いました。『王』を支えてくれるんですね、きっと!!

ルルーシュが「赦す」と言ったシーン、某中華ファンタジーを思い出しました。不老不死を与える側は違ってますけどね(ニコ
珪耶 2008/08/09(Sat)21:29:59 編集
無題
更新お疲れ様でした!
王の近くにいれば騎士は死ににくいでサザ○アイズ連想した俺・・・orz

CCも契約達成延期するようですし今後が楽しみです
無名祭祀者 2008/08/09(Sat)23:29:57 編集
早めの続きを期待します
Yieldの“もう一人”はラクシャータだったんですね。
てっきりリヴァルかロイドだと思っていました。

まぁ、それはさておき。
実にご都合な設定ですが、本編がああだとこういう話に癒されます。
なので好きですよ、この話。
カレンとミレイが運命共同体(と書いて騎士と読む)になり、ラクシャータもまた同道を決めた。
C.C.も願い(本編どおり死ぬ事?)を延期して付き合ってくれるようですし……。
嗚呼、本当に癒されるなぁ……。
2008/08/10(Sun)01:13:11 編集
あれ…?
いつの間にか完成してる…!?
き、気付かなかった…。

ラクシャータ!ラクシャータが“賢者”!素晴らしいハマり役ですね!

後半を読んでいて、サンホラ繋がりでふと浮かんできてしまいました。


残酷ナ『永遠』トイウ苦イ毒ヲ、喰ラウ覚悟ガ在ルナラバ、共ニ生キヨウ
残酷な『永遠』という苦い毒を、喰らう覚悟を決めたから、共ニ生キヨウ


と言う一節が…。結構合っているような気がします。ルルーシュとナナリーでも、ナナリーと咲世子さんでも良いのですが。
「石畳の緋き悪魔」は、ルルーシュ←彼を想う誰か…と言う感じの曲だと思います。
是非《美シキ夜ノ皇子》で!

今後の展開も凄く楽しみです。ルルーシュの傍には誰が寄り添い、白主従の下には最終的に何が残るのか…。ルルナナが幸せでありますように!切実に…!

毎度の事ながら、おかしなテンションで失礼しました。また参りますね。
夏バテにお気をつけて~。
では。
未来 2008/08/11(Mon)11:49:33 編集
無題
早くこの小説の続きを書いて下さい。すごく楽しみにしています。私は、ミレイとカレンとルルーシュがその後どうなったのか気になります。
エリ 2008/08/24(Sun)23:34:00 編集
無題
早くこの小説の続きを書いてください。すごく楽しみにしています。ラクシャータがルルーシュの味方になってくれてうれしいです
エリ 2008/08/28(Thu)20:03:41 編集
エルの天秤の感想
エルの天秤は、ルルーシュの騎士は、ミレイとカレンがなった所がよかったです。そして、ラクシャータが、賢者になってルルーシュの味方になった所が、よかったです。ですから早く新しい小説を書いて下さい。すごく楽しみにして待ってます。
エリ 2008/09/13(Sat)19:24:35 編集
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