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いわば現実逃避ですうふふ。
課題訂正が終わらない…ベクトルよ、私たちは友達だと思っていたのに……! 明日のテストに向けておそらく今日は貫徹ですね! 今週も休みは結局ないのでもうこれで休みナシで5週間目ですね! ―――まあそんな感じで疲れがたまっているので、変なところがあるかもしれません。 でも「あ、コイツ疲れてるんだなー…」と流してやってください。 相変わらずキャラ崩壊・捏造注意報。気をつけてくださいね! ゲットーの入り組んだ道を進んで何分経っただろうか。 「……ここ、が?」
C.C.なんてふざけた名前を名乗った彼女について分かるのは、鮮やかなエメラルドグリーンの髪と黄金の瞳を持つこと。 冷静に考えれば怪しいことこの上ないが、ミレイからすれば『黒の騎士団』へとコンタクトを取るための唯一のパイプ役だ。 そしてC.C.は堂々とトレーラーの中へと入っていく。ミレイも続いた。 中にはたくさんの『日本人』がいた。 訝しげな視線の中、1人の若干気弱そうな男がC.C.に近づいた。 「C.C.…その少女は?」 扇と呼ばれた男は表情を引き攣らせた。周囲の者達も不満そうではあるものの、何も言わない。 しかし1人の猫背の男にとっては違ったようで、ずかずかと近づいてくると、C.C.に向かってがなり始めた。 「おい、C.C.てめェ!勝手なことしてんじゃねーよ!ただでさえお飾りの特区宣言のせいでごたごたしてるっつーのによォ」 どうやら力関係はC.C.の方が上らしい。言い負かされた玉城という男は近くにあった机を蹴りつける。八つ当たりだろう。…本当に幹部なのだろうか。 (にしても、C.C.はゼロの愛人?確かにそれなら納得できる点もあるけど…本当に?) 何故か違和感がある。ミレイの直感にしか過ぎないが、どちらかというと彼女はなにか別の―― 無言で考え込むミレイの傍らで、扇という男が不安そうに再び問いかけた。 「だがC.C.、本当に大丈夫なのか?ゼロに無断で…」 うざったそうにその言葉を一蹴すると、C.C.は辺りを見回した。その言葉にソファでPCを操作していた髪の長い女性が立ち上がる。 「あ、それじゃあ私が連れてくるわ。そろそろ頼まれてた情報をまとめたデータ、ゼロに渡す時間だし」 にこやかに向かって井上と呼ばれた女性は扉から出て行った。…さっきの玉城とかいう男とは大違いなようだ。 「……その、聞いていいか?なんで騎士団に入団しようと…」 質問に答えようとしたミレイの耳に扉の起動音と共に聞こえてきた声は、いつも聞きなれた、紅の髪を持つ少女の。 (そうか、カレンはハーフだったわね) ミレイには意外にあっさりと納得できた。逆に、カレンの方は動揺を隠しきれていない。 「かい、ちょう…?」 呆然と呟くカレンに比べて、ミレイは冷静そのものだ。 「カレン、知り合いか?」 戸惑った様子が隠しきれていないカレンに、にっこりと笑みを浮かべる。 「嘘。カレンには分かるでしょう?本当に、なんで私が此処にいるのか分からない?」 くすくすとにこやかに、軽やかに、笑う。まるで“いつもどおり”のように、明るくミレイは―――哂う。 「私が此処に来たのはね、―――枢木スザクを、殺すためよ」 一気に、空気が緊迫に満ちた。 表情はにこやかでありながら、その目には明確な殺意と憎しみが篭っているのが分かる。 しかしその殺気を放っている張本人であるミレイは明るい声音で続ける。 「そうね、願わくばユーフェミア殿下も…とは思っているけど。コーネリア殿下が御守りしてるでしょうから、そっちの方は難しいかしら。でも、スザクは戦場に出て、騎士団と戦っているでしょう?だから来たの。―――あの裏切り者を、殺すために」 最後の方は、声のトーンが低くなった。 「ねえ、裏切り者ってどういう意味か、聞いていいかな?確かに皇族の騎士になった枢木は俺たち日本人にとって裏切り者だけど、君みたいなブリタニア人にとっては違うんじゃない?」 そう、知っていたくせに。 「枢木スザクのせいで、私たちが必死に作り上げた箱庭は壊された。あそこが、最後の砦だったのに。なのに、スザクのせいで箱庭は徐々に根幹から揺らいで、とうとう『学園祭宣言』のせいで完全に崩壊したわ。だから私は、私の大切なものを奪ったスザクを、ユーフェミア殿下を、絶対に赦さない」 激昂のままに声を上げるのではなく、低く抑えられた声で呟かれた言の葉は、よりミレイの憎悪が深く響いて聞こえた。 「構わないでしょう?騎士団にとってもスザクは敵なんだから。これでも私、情報処理は慣れてるし、ハッキングとかもそれなりにできるのよ。で、そういうデスクワーク系統はもちろんだけど、ナイトメアにだって乗れるわ。スザクと同レベル…とまでは流石に自信持って言えないけど、なんとか喰らいついていける程度には。…やり方と、機体次第ではスザクに勝つことも不可能じゃないと自負できるくらいには、ね」 ミレイはルルーシュの騎士になるために、ずっと努力してきたのだ。 黙っていた金髪のブリタニア人の男が面白そうに笑った。 「もし本当なら、なかなか得がたい人材ではありますね。残念ながら、騎士団は優秀な人材が不足しておりますし」 その言葉と同時についさきほどまで満ちていたものとは別の緊張感が生まれる。 そこで思考は止まった。 (『ゼロ』―――いいえ、違う。違うわ。この人は、この御方は!!) 今の今まで暗い炎を宿していたミレイの瞳が、歓喜に輝いた。 「―――――ずっと、そこにいらっしゃったんですね…」 小さく漏れた声を聞き取れたのは、カレンだけだった。 ミレイの頬を一滴の涙が伝う。しかしミレイはそんなことにも気付かない様子で、微笑を浮かべていた。
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無題
更新待ってました!
やっぱりナナリーは他の場所に匿ってて夜になるとゼロもそっちへいくんですかね ミレイさん見たゼロもきっと硬直してるに違いないと妄想w そしてCCが持って帰った衣装に「もっと綺麗に畳んで運べ」としかる姿がw 棋士志望設定のミレイさんなら崩壊してるってかんじはしませんでしたよ
こんばんは
更新、嬉しいです。
ロイドやジノが騎士なお話も好きですが、ミレイが騎士なのも素敵です!普段、飄々としたキャラが強い想いを秘めているのがいいです。 キャラ崩壊なんて感じませんでしたよ。このまま凛々しいミレイで、サクッとスザクをいじめちゃって下さいv 彩霞さんは〇校生なんですね~。私もベクトルには振り回されたものです。数学、大っ嫌いでした。特に数Ⅲは…。 でも、〇校時代はいいですよ~。テストの点が良くなくても、卒業できる…。 私は、ちょうど今、大学で前期試験直前なんですよ。さっぱり理解できなくて、今回は単位がボロボロな感じで(泣) 模試や夏期講習は大変でしょうが、頑張って下さい。 |
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基本更新は不定期。
課題に追われ最近眠くて仕方が無いです。だれか睡眠プリーズ。
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彩霞
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基本主人公総受け思考。最近マイナーな方向に突っ走っている気がする。ものすごく、する。
ゲームと読書が大好きです。 なにかあったら「little-prayer.02☆docomo.ne.jp」にメールをどうぞ。☆を@に変えてくださいね!
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